傾斜配点とは、学部・学科に関連の深い特定教科の配点に一定の倍率をかけ、他教科より比重を重くし、差をつけることです。たとえば、英語科の試験では英語の得点を他教科に比べて高くする、歴史学科の試験では、世界史の得点を他教科に比べて高くする、などといったことが行われます。高校入試や大学受験、センター試験などで使われることがあります。
傾斜配点に類すると思われるものはあります。例えば立川国際中は、適性Ⅰ・適性Ⅱともに100点満点の試験ですが、その後適性Ⅰは点数が5倍、適性Ⅱは3倍されて換算されるため、適性Ⅰに重きを置いた傾斜配点と言うことができます。全ての都立中で行われるわけではありません(小石川、武蔵、三鷹に関しては各検査の比重は同じ)が、自分の志望校の適性検査の比重を知っておき、特に何を重点的に勉強していくかを考えるのは重要です。