都立中学 一般的な入試傾向|都立中学-com

入試傾向
全体的にみると、都立中高一貫呼応受検者数は増加の一途をたどっています。主な原因は2008年に武蔵と立川国際の開校、更に南多摩、三鷹、富士、大泉の開校と各地域に中高一貫校が開校したことでしょう。また、私立中学進学、公立中学進学と並び「第三の選択」として中高一貫校進学が世間に浸透してきているという風潮もあります。更に進学率をどんどん伸ばしている都立中高一貫校は、お子様の将来を考えるうえでも非常に有効だという認識が強まっています。「白鴎ショック」と呼ばれる教育界を驚かせる進学実績を残したことにより、ますます都立中高一貫校の人気は伸びるでしょう。リーマンショック以来、「都立ならいいけど、わざわざ私立に行かせなくても」という層が増えてきており、受検費用を抑えようとする保護者の方々が増えています。そのため、都立中高一貫校の人気は今後も挙がっていくと予想されています。しかし、人気があがるにつれて入学難易度も上昇してきています。小石川や、両国、武蔵等の進学校は入試問題が軟化しており、まるで私立入試のような問題が多くなっています。受検層も今まで私立を受けていたレベルの学生が併願で受検するようになり、ライバル学生のレベルもいままで以上に上がる見込みです。そのため、都立中高一貫受検を考えている方は入試問題傾向をしっかりと把握し、私立中学受験並みの学習をすることが求められています。
近年では、私立中学受験をする学生の併願先として上げられているがゆえに、入学手続きをしない、入学辞退者が増えている現状があります。

 

 

一般的な入試問題傾向
入学にあたっては入学試験に合格する必要があります。入試問題は、小学校で習う知識で十分に解答が可能な適性検査と、作文です。しかし、近年私立中学受験レベルの難易度になっている学校が多く、基礎学力の向上が求められています。
都立中高一貫校の適性検査が求める究極的な力は、子どもたちが社会に出たときに最も必要になる「生きる力」です。知識の量ではなく、身につけた知識をもとに、自ら考え、行動に移せる力が適性検査にも、また未来のリーダーにも求められることです。同時にお子さま自身がどのような将来を創っていきたいかを考える力も必要です。

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