都立中の受験を考える上で、親が覚悟することとは?

小学生の子どもが目標校に向けて、いろいろなことを我慢しながら、勉強に取り組むということは、非常にストレスもたまりますし、つらいことです。

ご家庭では、そんなお子さんたちが、楽しく、健康に勉強を続けるようサポートが必要です。これはお子さんが合格する一つの重要なポイントでもあります。

今から、ご家庭で注意するポイントを述べますので、ぜひ参考にしてください。

①夫婦間で役割を決める
受検勉強において、相性の良い方が積極的に関わり、もう片方は後方支援に専念しましょう。
お二人ともが積極的に関わるようになると、夫婦間で意見が異なり、子どもが戸惑ってしまったり、プレッシャーを強く感じてしまったり、逃げ道がなく弱音や悩みを打ち明けられないことがあります。
②体調管理をする
スポーツが好きで、定期的に運動をしていた子が、受検勉強のために急に運動をやめると、ストレスになったり、寝られなくなったりと問題が生じることがあります。
親御さんの役割は子供の様子を見ながら、必要な場合は気分転換をさせたりと、リラックスして勉強に集中できる環境づくりが必要です。

また、子どもは勉強に向く気持ちに波があることがあります。高いモチベーションがあるときは、睡眠時間を削って勉強しようとする場合もあるかもしれません。
小学生は大事な成長期でもあるため、きちんと睡眠時間は確保するようにしましょう。睡眠不足は非効率な勉強にもつながります。
難関校に合格した子どもたちは「最低〇時間は寝るようにしていた」と、自分がきちんと継続して勉強できる睡眠時間を知っていることが多いです。
③反抗期のお子さんとの付き合い方
何かと反抗したがるかもしれませんが、それはさらっと受け流しましょう。
「〇〇やりなさい!」「なんで〇〇なの!」と頭ごなしで怒ってしまいがちですが、
ますますお子さんはやりたくなくなるようです。
本人の意思を確認しながら、一定の距離を保ち、
お子さんが躓きかけた時に手を差し伸べるくらいがちょうどいいようです。
ただ、きちんと勉強をやっているかチェックは怠らないようにしましょう。

④必要な情報を得ること
学校説明会に行ったり、模試を受けさせたりと、
受検に役立つ情報は積極的に得ることが大切です。
しかし、最近は「〇〇するとよい」「〇〇しなければならない」と、
必要以上の情報が散乱していることがあります。
親御さんは必要な情報を正しく選び取って、子どもに伝えることが大切です。

⑤親がぶれないこと
志望校の倍率高かったり、模試の結果が悪かったりすると、
「志望校を変えようか」、「塾を変えようか」と親が焦って子供が不安になってしまうご家庭があります。
もちろん冷静な判断の上で変更をすることが必要になるかも知れませんが、
一回の模試の結果などであれこれ左右されてはいけません。
たくさんの情報を得ることで親御さんが不安になることはあるかもしれませんが、
最低限お子さんの前ではどっしり構えていると、子どもも安心すると思います。

受検までの道のりは非常に厳しいものです。
ですが、受検を通して勉強以外でもお子さんが学ぶことは非常に多いです。
お子さんが志望校に合格して、毎日楽しそうに中学に通う姿を想像しながら、
出来る限り、サポートしてあげましょう!

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