「どの学校がいいの?都立中の志望校の決め方」の続きです。
②中学と高校の関係
都立中には様々な学校のタイプがあります。
「そういえば、そんな話を聞いたことがあるな」という方も多いと思いますので、復習を兼ねて参考にしてください。
〇中等教育学校
- 完全中高一貫校です
- より効率的な学習が望めます
- 生徒の同じ顔ぶれの中で6年間を過ごすことができます
- 固定的な人間関係もメリット・デメリットがあるでしょう。
- 変化が乏しい分、中(なか)だるみも予想されます
- 私立中高一貫と同様、生徒間の学力に差が開くことも考えられます
<このタイプの学校は・・・>
- 小石川中等教育学校
- 桜修館中等教育学校
- 南多摩中等教育学校
- 立川国際中等教育学校
- 三鷹中等教育学校
〇併設型中学校
- 高校でも外部募集を行い、新しい生徒が入るので、新たな人間関係も生まれるでしょう
- 内部進学の生徒には刺激になります
- 一方、学習状況に違いがあるため、学校では調整が必要になり、全体が落ち着くまでに多少時間をとられるでしょう
<このタイプの学校は・・・>
- 白鴎高等学校附属中学校
- 両国高等学校附属中学校
- 富士高等学校附属中学校
- 大泉高等学校附属中学校
- 武蔵高等学校附属中学校
どちらのタイプもメリット・デメリットがあります。また、学校ごとの学習進度にも差があります。
これらの点とお子さんの気質を踏まえて志望校を選択することは重要です。
③大学合格実績
難関国立大学(東大・京大・一橋・東工大・国立大学医学部)の合格実績でみると
2014年入試の結果では、
1 小石川
2 武蔵
3 桜修館
4 立川国際
5 両国
6 白鴎
7 九段
となっています。
富士・大泉・南多摩・三鷹は、まだ中学入学者の卒業生が出ていないため、対象外とします。
大学進学実績がすべてではありませんが、多くの保護者の方にとって、大きな判断基準の1つであることには違いありません。
どのタイプの大学(国立・私立、文系・理系など)に向けて力を入れて指導をしているのか、判断できるかもしれません。
以上です。
いかがでしたでしょうか?
各学校それぞれの特色や校風、独自カリキュラムなどもありますので、
学校のHPをみたり、学校説明会に参加したりして、お好みの学校をみつけてください。