2011年度、2012年度 立川国際 入試問題分析|都立中学-com

2012年度

<適性検査Ⅰ>
構成:大問4題
2011年度より理科分野が出題されるようになり、2012年度も大問3が理科をテーマにした
問題が出題されました。
ただし、理科の授業で生きものについて調べるという出だしでありながらも、

算数の図形に関する知識だけで十分解ける問題となっており、純然たる理科というより
は、科分野と関連させながらも、数理的考察力を問う問題となっております。
大問2が社会系の問題となっていますが、資料の読み取りだけではなく、割合に関する出
題もありました。
ここでは与えられた資料を一つ一つ丁寧に見ていく力と、割合の基本的な計算力が求めら
れています。
全体的に見て、算数的要素の出題が多いため、
計算力を高めることが重要です。
計算練習の他に、割合や整数の問題を数多く解くことが、立川国際中の合格には必要なこ
とです。

2011年度

適性検査Ⅰ 試験時間45分 大問4 小問10 13頁

科目
内容
コメント
[1] 連想ゲーム
問題1 国語
「海水浴」が「スイカ」のヒントになった説明を、Aにあてはまるよう
に書く問題
問題2 国語
「スイカ」の答えに結び付きにくいヒントを2つ考え、それが答えに結び
付きにくい理由を説明する問題
問題3 国語
ある言葉についてヒントを出すときの考え方に関する、かずおさんの発
言(D)にあてはまる説明を書く問題
[2] 各国の家庭でのお金の使い方
問題1 算数、社会、家庭科
2000年、2004年、2008年のエンゲル係数をそれぞれ求
め、求めた数を使ってわかることを書く問題
問題2 算数、社会、家庭科
ハムとベーコンを買うのに使った金額のグラフの移り
変わりを見て、その関係について気付いたことを書く問題
問題3 算数
1年間に使ったお金の内訳とその割合について、アメリカ、イタリア、ス
ペインから1つ選んで、日本と比較し、違いの目立つ項目を2つ挙げて特徴を説明する問題
[3] 土の役割
問題1 理科
21個の塩基がある土で、カリウムイオンはマグネシウムイオンの2倍、ナ
トリウムイオンはマグネシウムイオンの3倍の個数が結び付くとき、マグネシウムイオンが
一番多く結び付く場合、いくつの塩基と結び付くか、例に従って土のモデル図に書き込む
問題
比の利用(比例配分)
問題2 理科、算数
626mlの土で、測定した水の量が73mlのとき、通気性と保水性
のバランスが良いか良くないか、計算して答える問題。計算式や考えた過程も解答欄に記
入する指示がある。
[4] 的当てゲーム

問題1 算数
的当てゲームの結果記録と4人の会話から、(A)にあてはまるかずおさ
んの結果を1つ答える問題
問題2 算数
ともやさんが971点をとったとき、的のそれぞれに何球ずつ当てたか答え
る問題

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